====== Linux:vsftpd:ログイン ======
===== ローカルアカウントでのログイン =====
* ローカルユーザーでのアクセスを許可するにはlocal_enabeディレクティブを有効にする。
* local_enableディレクティブを有効することにより、/etc/passwd で記述されているユーザーをFTPユーザーとしてログインできるようになる。
local_enable=YES
==== ローカルユーザーはログイン後、ホームディレクトリへchrootする ====
* ローカルユーザーがホームディレクトリより上位ディレクトリへ移動させたくない場合、chroot_localディレクティブを有効にする。
* 当ディレクティブを無効にすると、ホームディレクトリより上位へのディレクトリへの移動を許可する。
local_enable=YES
chroot_local_user=YES
=== chroot したいローカルユーザーを指定する ===
* 特定のユーザーに対して chroot させたくない場合、ユーザーリストに該当するユーザー名を記述しておくことができる。その場合、chroot_list_enable ディレクティブを許可する。
* 当ディレクトリを有効に指定した場合、リストファイルはデフォルトで、/etc/vsftpd/chroot_listとなる。リストアイルを指定したい場合は、chroot_list_fileディレクティブで指定する。
* 当ディレクティブを無効にした場合、全てのローカルユーザーがchrootの対象となり、ホームディレクトリから上位ディレクトリへの移動を禁止する。
== ローカルユーザーでのホームディレクトリ以外への移動を禁止する(全ローカルユーザー) ==
local_enable=YES
chroot_local_user=YES
chroot_list_enable=NO
== ローカルユーザーでのログインを許可し、特定のローカルユーザーは、chrootさせない。 ==
* ユーザーによって chroot させるユーザーを特定したい。またはchrootさせたくないユーザーを特定したい場合に使用。
* chroot_list_enableを指定した場合、必ず(空でもよい)リストファイルを用意する。リストファイルがないと全てのローカルユーザーのログインが拒否される。
* ここではリストファイルは'chroot_list'と指定
local_enable=YES
chroot_local_user=YES
chroot_list_enable=YES
chroot_list_file=chroot_list