Linuxコマンド:gzip
環境
| OS | CentOS 6.6 |
| コマンド | gzip 1.3.12 |
機能
- gzip は指定されたファイルを圧縮します。各ファイルは所有権・アクセス時刻・修正時刻を保存したまま、拡張子 .gz をつけたファイルに置き換えられます。
とにかく使う
圧縮
- file1 を圧縮し、file1.gz を作成する。
>gzip file1
- file1, file2 を圧縮し、file1.gz, file2.gz を作成する。
>gzip file1 file2
- ディレクトリ directory 内のすべてのファイルを圧縮する作成する。
>gzip -r directory
伸長
- 圧縮ファイル file1.gz を復元（伸長）する。
>gzip -d file1.gz
- 圧縮ファイル file1.gz , file2.gz を復元（伸長）する。
>gzip -d file1.gz file2.gz
- ディレクトリdirectory 内のすべての圧縮ファイルを復元(伸張)する。
>gzip -rd directory
ざっくり説明
圧縮
指定したファイルを圧縮ファイルに置き換える
- 圧縮するファイル名を指定する。
>gzip ファイル名
- 例）ファイル file.txt を圧縮し、 file.txt.gz に書き換える。
>ls file.txt >gzip file.txt >ls file.txt.gz
- 複数のファイルを圧縮する場合は、圧縮するファイルの名前を羅列する。
>gzip ファイル1 ファイル2 ...
- 例）file1.txt, file2.txt, file3.txt を圧縮する。
>ls file1.txt file2.txt file3.txt >gzip file1.txt file2.txt file3.txt >ls file1.txt.gz file2.txt.gz file3.txt.gz
指定したディレクトリ内のファイルを圧縮ファイルに置き換える。
- -r オプションを指定することにより、指定されたディレクトリ構造を再帰的にめぐり、見つかったすべてのファイルを圧縮する。
>gzip -r ディレクトリ名
元ファイルを残したまま圧縮を行う。
- -c オプションを指定することにより、元ファイルを変更せず、圧縮結果を標準出力するので、出力結果をリダイレクトすることにより圧縮ファイルを作成することができる。
>gzip -c ファイル名 > 圧縮ファイル名
- 例）file.txt を残したまま、圧縮ファイル file.gz を作成する。
>ls file.txt >gzip -c file.txt > file.gz >ls file.gz file.txt
伸長
指定した圧縮ファイルを復元(伸長)する。
- 圧縮ファイルを復元するには -d オプションを指定する。
>gzip -d 圧縮ファイル名
- 複数の圧縮ファイルを復元(伸長)する場合は、圧縮ファイルの名前を羅列する。
>gzip -d 圧縮ファイル1 圧縮ファイル2 ...
指定したディレクトリ内の圧縮ファイルファイルを復元(伸長)する。
- -d オプションに -rオプションを付加することにより、指定されたディレクトリ構造を再帰的にめぐり、見つかったすべての圧縮ファイルを復元(伸長)する。
>gzip -dr ディレクトリ名
元ファイルを残したまま復元(伸長)を行う。
- -d オプションに -cオプションを付加することにより、元ファイルを変更せず、復元(伸長)結果を標準出力するので、出力結果をリダイレクトすることにより復元(伸長)したファイルを作成することができる。
>gzip -cd 圧縮ファイル名 > 復元(伸長)ファイル名
- 例）file.gz を残したまま、圧縮ファイル file.txt を作成する。
>ls file.gz >gzip -dc file.gz> file.txt >ls file.gz file.txt
その他
バージョンの表示
- -V オプションとコンパイルオプションを表示する。
>gzip -V
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